キャリアアンカーを知る&活かす!
キャリアアンカーの考え方
キャリアアンカーは、「この仕事をしていくにあたってこれだけは譲れない!」という自分なりの仕事に対する価値観です。つまり、「What(何)」ではなく「How(どうやって)」で働くことを突き詰めて考えるということです。小さいころは、大人になったら消防士になりたいとか医者になりたいとか、「〇〇になりたい!」っていう希望があったのではないでしょうか。それはすごく大切なことなんですが、いざ大人になって職業を選択するときにはWhat(何になりたいか、何をしたいか)ではなく、How(どうしたいか)というのがさらに大切で、それこそがキャリアアンカーの考え方なんです。
介護の仕事にこの概念を当てはめてみると、「介護の仕事がしたい」ではなく「介護の仕事でこんな働き方がしたい」という感じです。そういえばそんなこと深く考えたことがなかったという方は、これを機にぜひキャリアアンカーについて考えてみてくださいね!
キャリアアンカーを考えるメリット
キャリアアンカーを考えることによって自分の特性がはっきりします。そうすると、今の仕事にもっとやりがいを見いだすことができますよ。100%大満足できる仕事をやりたいようにやるのは事実上不可能な話なので、仕事全般から満足を得ようと考えるのはあまり現実的ではありませんよね。でも、大変な仕事の中にも満足できるポイントがあると、モチベーションをいい位置でキープできるはずですよ!結局のところ、ブレない価値観を持つことが自分を楽にしてくれるんです。
職場探しにキャリアアンカーを活かす
同じ介護系の施設でも、企業理念や経営方針はそれぞれ違うものです。介護の仕事をする上で、「個人のニーズに合った丁寧できめ細やかな仕事をしたい!」というキャリアアンカーの人が大勢の利用者を抱える施設で働くなら違和感があるかもしれません。そういうちょっとした違和感がミスマッチな職場選びにつながってしまうので、自分の価値観と働きたいと考えている施設の企業の価値観をすり合わせるって大事なんです。
介護施設のチェックポイント
介護施設を選ぶといって、いろいろありすぎて迷ってしまいますよね。施設選びで失敗しないためには、施設の特徴について知っておく必要があります。無資格・未経験から介護の道に進むなら、デイサービスをチェックしてみましょう!夜勤がないので、家庭との両立を優先したい人にぴったりです。介護の一連の流れに対応できるスキルを磨きたいなら訪問介護もおすすめです!利用者ひとりひとりの生活により密着した介護をしたいなら、有料老人ホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホームなどがあります。介護福祉士などの専門資格を持っているならば、病院で働くという選択肢も加わりますよ。
あなたのキャリアアンカーは?
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働き方を見つめなおすための8つの分類
アメリカの心理学者エドガー・シャイン氏によって提唱されたキャリアアンカーという考え方は、「管理職」「専門能力」「安全や安定」「創造性」「自立と独立」「奉仕・社会貢献」「チャレンジ」「生活様式」の8つの傾向に分類されています。自分のキャリアアンカーを見つけるための最初のステップとして、これら8つの分類に自分の傾向を当てはめてみましょう!そうすることで、スムーズに自己分析を進めることが可能になります。
キャリアサバイバルって何だ?
併せて転職エージェントに相談するとマル